vol.15 もっともっと!北見でカーリング!!
2020年10月31日、アルゴグラフィックス北見カーリングホールがオープン!
2020年10月31日、北海道北見市に通年使用できるカーリングホールとしては2つ目の 「アルゴグラフィックス北見カーリングホール」がオープンしました。 すでに練習や体験で行ってみた方もいるのではないでしょうか?
こちらのカーリングホールは、A・B・C全3シートあり、 市民や学生チームの練習や大会、カーリング教室などの催しのほか、 北見工業大学のカーリングに関する研究に活用されています。 3シートのうち1つに、ストーンの軌跡解析やモーションキャプチャなどの研究用設備が天井に設置、 そして、シートが見渡せる分析室も併設されています。
カーリング体験、できます!
「カーリングをやってみたい!」と、みなさん一度は考えたことがあるのでは?! こちらの「アルゴグラフィックス北見カーリングホール」ではカーリング体験ができます。 必要な装備は全てレンタルできるので、手ぶらで来館オッケーです。 (手ぶらですが、動きやすい服装は必須です!伸縮性のあるものがオススメ。)
利用するには、館内入り口すぐのところで、受付します。
受付が終わったら、券売機で利用券を購入します。(現金決済のみ可能) 用具貸出券で、ブラシ・シューズ・スライダー・ヘルメット・グローブなどの用具、 防寒具貸出券で、防寒着(ジャケットとパンツ)をレンタルできます。 防寒着はXSからXL・2XL、ヘルメット・グローブはSからLまでのサイズが用意されています。
あのあこがれの選手になったつもりでプレー!?
こちらのレンタルウェアは、なんと女子カーリングチーム「ロコ・ソラーレ」の レプリカユニフォーム仕様となっています! バックには「CURLING CITY KITAMI」の文字が!(正式ユニフォームでは選手名・所属・チーム名が入ります) これを着れば、選手になった気分でプレーできるかも。 そして、薄手なのにとても暖かく動きやすい!見た目だけじゃなく機能も優れているジャケットです。
カーリング体験には予約がオススメ
カーリング体験は、予約をしておくと、当日スムーズに体験ができます。 また、よりカーリングを楽しく体験するには、インストラクター付きをオススメします! インストラクター1名につき1時間2,500円からお願いすることができます。 ストーンやブラシの持ち方、氷の上を片足で滑る方法など、基本的な動作を教わって、 カーリングをもっとたくさん楽しんでくださいね!
カーリングホールの見学もできます
ちょっとカーリングホールをのぞいてみたい、という方はこちらのエントランスホールから見学してみては。 木のぬくもりを感じられる内装や、イス・テーブルを配置したこのエントランスホールから氷上を一面見渡せます。 また、上部にはハウスを真上から見ることができるディスプレイや、ホール内の音が聴こえるスピーカーが設置されているので、 ここから、練習や試合の様子やストーンが氷の上を滑る音も楽しめます。
北見から世界を目指す! カーリング男子!
アルゴグラフィックス北見カーリングホールでは、市民や学生チームだけではなく、 北見から世界を目指し、日々奮闘中のカーリングチーム「KiT CURLING CLUB」も練習にやってきます。 タイミングによっては、間近で迫力あるプレーを見ることができるかも!?
KiT CURLING CLUBとは
KiT CURLING CLUBとは、北見市常呂町出身で、平昌オリンピック出場経験もある平田洸介選手を中心に、 2018年、北見で結成された男子カーリングチームです。 左から、平田洸介選手(株式会社アイエンター)、三浦善也選手(北見信用金庫)、 目黒良太選手(株式会社ロジカル)、臼井槙吾選手(JAきたみらい)が現在のメンバーです。 ()内はそれぞれの勤務先。みなさん社会人プレーヤーとして、仕事とカーリングを両立しながらがんばっています!
平田洸介選手にお話を伺いました!
北見市常呂町出身で、北見工業大学大学院を卒業したのち、現勤務先である株式会社アイエンターに入社、 SC軽井沢での選手生活・平昌オリンピック出場を経て、2018年に北見市へ戻りKiT CURLING CLUBを結成後、 市内のシェアオフィスでテレワークで仕事をしながら、カーリング選手としても活躍中、 という超多忙な平田選手に貴重なお時間を割いていただき、いろいろお話を伺ってきました!
カーリングとの出会い
--カーリングはどのようなきっかけで始めたのでしょうか?--
常呂町在住時に父がカーリングを始めていて、常呂町や北見市でのリーグ戦に参加していたため、 カーリングの試合などはよく見に行っていました。 そして、常呂町出身の選手が長野オリンピックで活躍する姿をテレビで見たり、常呂町ではカーリングという競技が身近というのもあり、 やってみたい、とずっと思っていた中で、小学校6年生の時にようやくカーリングを始めました。
仕事とカーリング、平田選手はどんな1日を過ごしているの?
--ふだんの1日のスケジュールを教えてください!-- (しっかりと円グラフに時間のメモリを入れてから、スケジュールを書き込んでくださいました!)
(オフィスでの仕事と、カーリングホールでの練習でほぼ1日が埋め尽くされている・・・!)
--就寝前のフリータイムは主に何を・・・?--
入浴しながらYouTubeを見たりしています(笑)
(1日フルで忙しそう!)
--ではまず、お仕事についてお聞きします。こちらのサテライトオフィス北見では、どのようなお仕事をされているのでしょうか?--
システムエンジニアとして働いています。 本社は東京にあり、北見に戻ってきてからこちらのシェアオフィスで、テレワーカーとして 東京都内の本社と連携をとりながら、リモートで作業しています。 また最近では都内の案件だけでなく、北見市内での案件も少しずつ増えてきています。 もともとコロナ禍以前から、テレワーク可能な会社なので、 業務については本社からのサポートも受けながら、いろいろな業務に対応させていただいています。
--仕事とカーリングの両立で難しいと感じることは?--
仕事が終わった後の時間でしか練習ができないという、時間的な制約がある中での活動なので、 気持ちの切り替えがなかなか難しいところはあります。 仕事を時間で終わらせたとしても、心残りがあったりすると、モヤモヤしながら練習する場合もあるし、 もちろん逆の場合もあり、頭ではわかっていても気持ち的に切り替えが難しい時も。 そんな時は、練習に向かう途中の北海道らしい景色でリフレッシュすることもあります
--北見でのテレワークの仕事とカーリングの両立において良い点は?--
良い点はたくさんありますね。 景色を見て気持ちのリフレッシュができる、ということも良いところですし。 また、インターネット環境があれば、場所を選ばずに仕事ができるので、 遠征や合宿先でも仕事に従事できるところが、テレワークの良いところです。 そして、北見では基本的に車で移動するので、電車で通勤・練習に向かうなどしていた時より、 移動時間が自由に設定できるとことも良いところです。 仕事に行って練習したらそれで1日終わっちゃいますけど、自分で移動や練習の時間をコントロールができるところがいいですね。
--最後に、新しいカーリングホールができた北見のカーリングはどのように育って欲しいですか?--
僕の中では、3つあります。 1つはトップレベルの選手から、カーリングをやってみたいという興味を持ってくれた方まで、 いろいろな人が集まる施設になっていくことを期待しています。 競技力向上のための設備を備え、その点が他にはない独自の魅力がある施設なので、 国内外から合宿にも活用されることで、よりトップレベルの選手が集う場所にもなり得るし、 観光や学校・企業のレクリエーションでカーリング体験をしに来る人が北見を訪れることで、 地域の活性化に繋がっていってほしいな、と。
2つめは、デュアルキャリアの形成もしやすい環境になってきたことです。 北見市によるテレワーク推進事業により、よりカーリングに近い環境で仕事に従事することができるといった、 仕事と競技を両立しやすい、つまりデュアルキャリアの形成がしやすい環境が整ってきたと感じています。
最後に、後進の育成により活用されていくことですね。 カーリング教室など、子どもたちの競技を始めるきっかけづくりからジュニア選手層の拡大、 また、カーリングをやりたいから北見の大学へ進学する・北見の企業に就職する、といったことで 競技人口も増加するし、北見市の人口も増加するし。そうして次世代育成に繋がっていくことを期待しています。
自分たちの競技のこと以外に、北見の地域活性化までさまざまなお話を聞くことができました。 平田選手、ありがとうございました!活躍を祈り応援しています!
新たなカーリングスポットの誕生!
常呂町をはじめ、北見のカーリングスポットはこちら「vol.09 北見の街のカーリングスポットめぐり」でも紹介してきました。 駅前にはカーリングポストもあり、時折、旅行客が記念写真を撮影している姿も見かけます。
アルゴグラフィックス北見カーリングホールにも、カーリングスポットがたくさんできました! マンホールのフタがカーリングだったり、ホールの入り口にストーンを模したオブジェがあったり、、、
警戒標識の「すべりやすい」がカーリングストーンだったり(笑)
カーリングホール内には、組子欄間や木で作られたカーリングストーンがあります。 こちらは北見市の「有限会社 木下建具工芸」による製作。 欄間をよく見てみると、かわいらしいミニサイズの木製カーリングストーンが! ところどころに、このような「隠しカーリング」があるので、ぜひ訪れた時には探してみて。
ほかにも館内のインテリアには、カーリングに関連するものや、北海道らしい手作りのオーナメントがあり、 館内は和風モダンで、とても暖かい雰囲気が伝わってきます。
こちらに来た記念にぜひ!アルゴグラフィックス北見カーリングホール「限定ピンバッジ」もあります。 全9種類、何が出てくるかはお楽しみ!
北見駅前のコミュニティプラザ パラボ の地下1階では、こんなカワイイおやつが購入できます! この北見カーリングカスタは中にクリームが入っていて、 カスタード・キャラメル・チョコレート・アップルアールグレイなど、全部で8種類あり、いろいろな味を楽しめます。 そのまま食べても、もちろんおいしいのですが、レンジで10秒温めホカホカにして香りも一緒に味わったり、 冷凍庫で凍らせて、冷んやりしたクリームを楽しんだりするのもオススメ。 カーリング体験のあとは、ひとくちサイズの北見カーリングカスタで、いろんな味を食べ比べ!
取材・撮影協力
アルゴグラフィックス 北見カーリングホール
〒090-0013 北海道北見市柏陽町603-14
TEL / 0157-57-6151
開館時間:10:00〜22:00
休館日:火曜日、年末年始(12/29〜1/3)
※体験など施設の利用は1か月先まで予約できます。
予約状況はこちらでご確認ください。
https://www.kitami-curlinghall.info/
北見カーリングカスタ
〒090-0040 北海道北見市大通西2丁目1番地 コミュニティプラザ パラボ 地下1階
TEL / 0157-31-3600(代)
定休日:火曜日
営業時間:パラボの営業時間と同じです。
営業時間等はコミュニティプラザ パラボの公式サイトでご確認ください。
https://www.matizukuri.co.jp/