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vol.11 北見ニクマチの焼肉サミットに参加!! - 北見MYLOVE 北海道北見市 観光グルメスポット オフィシャル WEBサイト

vol.11 北見ニクマチの焼肉サミットに参加!!

焼肉のまち北見で味わう、地元の人が通う焼肉店へ!

「今日は北見で1泊するんですよ」と北見の人に話すと、
「じゃあ、夜ごはんは焼肉がいいよ〜」と言いながら数ある焼肉店の中からオススメしてくれるお店は、
ほとんどが「昔からやっている煙たいけれどおいしい店」なのです。

そんな通好みのお店に行ってみたいけれども、
どこのお店がいいのか、そして、ひとりではなかなか入りにくい・・・と、
悩んでいた時、北見在住の友人から、こんな連絡がきました。
「焼肉サミットというのが毎月29日にやっていて、煙たいけど美味しいお店にもよく行くみたい」
焼肉サミット!?なんですか!それは!
ということで、友人と一緒に参加することにしました。

焼肉サミットは毎月29日のニクの日に開催

この焼肉サミットは、「北見ニクマチ」というFacebook上の架空のマチが主催のイベントです。
この北見ニクマチの町長"霜降カル美"こと、田村淑江さんにお話を伺ってきました。

2012年5月に、田村さんをはじめとした北見が地元である方々によって始められた北見ニクマチ。
Facebookを活用して、北見ならではの食文化である「北見焼肉」を日本中に知ってもらいたい、
さらには、まちおこししたい、という熱い想いがあり、地元から盛り上げていくために発足されました。
北見ニクマチという名前は、発足当時に開業した東京ソラマチにちなんでつけられたそう。

北見市は焼肉店が多いだけでなく、ほぼどの家庭でも七輪やバーベキューコンロを持っていて、
週末には住宅街のあちこちから煙が上がり、焼肉のいい匂いが漂ってきます。
北海道の短い夏には屋外で焼肉をし、気温がマイナス10℃を下回ることもある寒い冬には焼肉店で楽しむ、、、
そんな北見ならではの楽しみ方で親しまれている焼肉。
焼肉はコミュニケーションツールの1つ、と田村さんはおっしゃいます。
焼肉サミットで、七輪を囲み、みんなでおしゃべりしながら、焼肉の話で盛り上がり、
初対面の人とも気さくに話ができるのでは、と。
違う街に住んでいる人たちが一緒に焼肉をすることで、
「我が家ならではの焼肉の楽しみ方は・・・」「うちの地元の焼肉は・・・」と焼肉に関する話題から、
いろいろな方向に発展していくことも。
なるほど!今回の焼肉サミットで、初めて会った人と焼肉やカクテルの話で盛り上がることができたので、
コミュニケーションツールであるというのはうなずけました。
この北見ニクマチというコミュニティと、焼肉サミットというイベントを通して、
どんどん北見焼肉が広まっていくといいですね!

今回の焼肉サミットは、「焼肉 鳥源」です!

10月29日のこの日、第74回焼肉サミットが、こちらの「焼肉 鳥源」にて開催されました。
こちらの焼肉店は40年ほど前から営業されており、
なんとお店ができた頃はお隣に銭湯があったそう!
その当時、この辺りは、役所、病院、営林署、団地や商店などが並んでいました。
焼肉食べてお風呂に入って帰路につく・・・ちょっと羨ましい!
当時の面影が残る建物は減ってしまいましたが、昔から北見に住んでいる方には馴染みの焼肉店です。
お店は2階にあり、正面より右手の黄色く光る看板が店舗へと続く階段となっています。
なかなかの歴史を感じるお店、どんなお店なのかな?

階段を登り、店内へ入ると、カウンターにはお客さんが隙間なく並んでいました。
それぞれの七輪から立ち上る煙といい匂いが・・・早く私も食べたい!

使い込まれていい味が出てきたカウンターや、壁にかかる筆書きの「御舌代」が
歴史ある焼肉店ならではの、いい雰囲気を感じさせます。

ほとんどのメニューは、タレなどで味をつけていない、素材そのままの状態での提供です。
網の上で塩コショウをふったり、生ダレにつけたりと、
自分好みの味付けに育ててから食べる、北見ならではの食べ方です。

肉を焼き、乾杯! 焼肉サミット開幕!

乾杯の飲み物を注文してやってくるまでの間に、まず肉を焼き始めます。
本日の焼肉サミット参加メンバーは、北見市内をはじめ、
近郊の網走市や、札幌市、そしてなんと大阪からの参加もありました。
出張で北見にくる日程が29日の場合は、焼肉サミットに参加する、という方も!
七輪に肉を並べているうちに、飲み物が行き渡り、「かんぱーい!!」の声を合図に、
ビールを飲んで、焼肉を頬張って、サミット開幕です!

北見で食べる焼肉で欠かせないのは、厚めにカットされたサガリと一度食べたらやみつきになるホルモンです!

みなさん、とても手際よく肉を乗せ、タイミングよく肉をひっくり返し、焼けたところから食べ始めます。
ホルモン、ビール、厚切りサガリ、ビールの順に食べて飲んで・・・はぁ〜おいしい!
さらに、こちらの牛舌(牛タン)もかなりの厚切り!
焦げないように表面の色が変わるくらい両面を焼き、牛舌が軽く反り、くぼみに旨味たっぷりの油が浮いてきたら食べごろ!
牛舌も、とてもおいしいです〜!

おっと、炎が上がってますよ!
そんな時は、落ち着いて網の上の肉を配置換えしつつ、炎が鎮まるのを待ちます。
息を吹きかけて消してはいけません。塩コショウが飛び散ったりしますよ!!

No Yakiniku No Life

この日参加していたのメンバーの中になんと、「No Yakiniku No Life」と書かれたTシャツを着た方も!
こちらのTシャツを着た方は、北見ニクマチ町長の旦那様とのこと。
北見ニクマチ発足時の様子や、北見焼肉のお話を伺ったところ、
北見焼肉という北見の食文化を北見市在住の地元民から発信していこうと、
みんなで集まって焼肉サミットを続けているそうで、北見焼肉についての熱意を強く感じました。
昔から馴染みのある焼肉店を選んでいたら、たまたま煙たい焼肉店だったというのも、北見らしいですね!

事務局長の中島さん(写真左)も No Yakiniku No LifeTシャツ着用で参加されていました。
そしてこの日はなんと、きたみ観光大使でフリーアナウンサーの安達祐子さん(写真右)も来ていました。
安達さんは、北見ニクマチの「名誉町民」だそう!
焼肉を食べながら、北見ニクマチの歴史や、北海道の観光のお話など、とても興味深いお話が聞けました!

おいしい匂い(という煙)が充満しながら食べる北見焼肉!

参加した方々はみんな語らいつつも、焼肉を一生懸命焼いていました。
そして会が進むにつれ、煙がもくもく充満してきます。
これこそ、北見焼肉の代表的な風景です。

「今度、焼肉を食べに来るなら、2月においでよ!」とオススメしていただいたのが、
真冬の北見のイベント「北見厳寒の焼き肉まつり」です!
最も気温の冷え込みが厳しい毎年2月に開催されている、大規模な煙が漂う中、外で焼肉を食べるまつりがあります。
みなさん、ものすごく厚着して七輪を囲んでいます。寒いけれど楽しそう・・・。
北海道外からツアーで来る方もいるのだとか。
タレもビールも凍ると、参加経験のあるみなさんが口々におっしゃっていました!

いろいろな場所から、この厳寒の焼き肉まつりだけでなく、
北見の焼肉を食べるために焼肉サミットへ参加して、
ひとりではなかなかできない焼肉体験をぜひみなさんにも味わってほしいです!

北見はカクテルバーもオススメなのです!

そして2軒目は、おしゃれなカクテルバーへ。北見は技術力の高いバーテンダーの方がいらっしゃるカクテルバーが多いそう。
焼肉の後は、ぜひ北見らしいハッカを使ったカクテル、そしてモヒートを!と、北見ニクマチの方に教えてもらったBAR MASAKI(バー マサキ)へ!

ライトアップされた扉を開くと・・・落ち着いた色合いでリッチな雰囲気のカウンターと、
「世の中には、こんなにお酒の種類が!」と、棚に並んだたくさんのボトルを見て、わくわくしてきました。

さっそく、オススメしてもらったモヒートをオーダーします。
作ってくださるのはBAR MASAKIのオーナー大竹さん。
6月から9月ごろにかけて、お店の方が庭で育てた「北見産スペアミント」で作ることもあるそうです!
モヒートは、このミントの葉を軽くグラスの底に押し付けるようにして、風味を出していきます。
葉の苦味が出てきてしまうので、ゴマをすり潰すようにしてはいけません。

ミントに、ラム酒(バカルディ スペリオール)とシュガーシロップ(ドーバーカリブという100%サトウキビ天然糖液)を入れて、
ステアして(軽くかき混ぜて)、ライムを絞り、クラッシュアイスを入れたグラスの方へ注ぎます。

ストローをつけたら、モヒートのできあがり!
早く飲みたい気持ちを抑えつつ、おしゃべりしながら、もう一つ、オーダーしたカクテルを待ちます。

ほどなくして出来上がったカクテルは、鮮やかな朱色がとてもキレイ!
「イル・バチオ」(イタリア語でくちづけという意味)のカクテル・・・名前も素敵。
さっそく、写真を撮ってSNSにアップしようかな〜!

写真撮影もほどほどにし、氷が溶けてしまう前に、いただきます!
モヒートはミントの風味とライムの酸味、そしてほんのりと甘さがあり、とてもすっきりとした味わい!
「おいしい〜!」焼肉の後に飲むのもおすすめというのも頷けます。
イル・バチオの方も飲んでみたところ・・・、
「むむっ!」こちらは少々アルコールのパンチが強いカクテルでした!
まさにくちづけという名前がぴったりな感じがします。
こちらのバーはメニューはなく、アルコールの強め・弱めとともに、その時飲みたい味を伝えると、
それにマッチしたカクテルを作ってもらえます。
名前を知っていて飲みなれた定番カクテルから、初めての味を冒険できるカクテルまで、さまざまなカクテルを楽しめます。
「季節のフルーツを使ったカクテルもあるんですよ。スイカやラ・フランス、ザクロを使ったものもあります。」とのこと。
「スイカ!?気になる〜!」また異なる季節にぜひ来てみたいです!

おかわりカクテルで乾杯!

楽しくおしゃべりしていたら、グラスが空に・・・。
「もう1杯飲もうか!」と、おかわりのカクテルをオーダー。

柑橘系のイエローのカクテルは「バレンシア」、名前の通りオレンジの風味がして、誰もが好きになりそうなカクテル。
ブルーのグラデーションがクリアで美しい方が「カリフォルニア・シャワー」、
見た目のクリアなイメージどおり、すっきりとしていながらも、口当たりは甘く飲みやすい!
そして、おいしいだけじゃなく、こちらも写真映えするカクテルです。
それでは、おかわりカクテルで乾杯!

大竹さんにも、北見の焼肉についてお話を伺ってみました。
「北見焼肉のおいしさを知っていて、北見に出張に来られる方の中には、
スーツとは別に焼肉用の衣類を持参する方もいるそうですよ。」
なるほど〜!賢い作戦です。そして、焼肉を食べよう!という意気込みが素敵ですね。

北見にはまだまだおいしい焼肉店があり、
今度来たら行ってみたい場所が、いくつもできてしまいました♪
そして、友人と明日はどこを巡ろうかと相談しながら、バーを後に。
外に出て温度計を見ると、8℃の表示が・・・。
寒いけれど、焼肉については、熱い街・北見の夜でした!

取材・撮影協力

焼肉 鳥源
〒090-0029 北海道北見市北9条東1丁目
TEL / 0157-22-4052
営業時間:17:30〜22:00
定休日:不定休

BAR MASAKI
〒090-0046 北海道北見市北6条西2丁目 エイトビル6条フロア2F
TEL / 0157-26-3288
営業時間:19:30〜2:00(金曜・土曜は3:00)
定休日:日曜

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北見ニクマチ
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