vol.05 オーガニックハーブの香りに包まれて!
香遊生活 オーガニックハーブティー作り体験
北見市は、かつてハッカの一大産地でした。最盛期だった昭和14年ごろは、世界シェアの実に7割を占め、広く海外に輸出されていました。夏の冷涼な気候がハッカの栽培に適していたとも言われています。 そのような歴史を持つ北見市で、ハッカを含むハーブを無農薬・無化学肥料で栽培している農業法人(有) 香遊生活 にて、オーガニックハーブティー作りを体験してきました!
香遊生活ハーブ農場敷地内に併設されている、Organic Vege café 葉奏(ハノン)にて体験することができます!
小高い丘の上にオーガニックハーブの農場があり、その農場の中に、温かみのあるウッディな外観と石造り風の暖炉の煙突がすてきなカフェがあります。カフェからはハーブ農場や近くの山々が広がった風景が見えて、ここに立っただけでも気持ちがいいです。
オーガニックハーブの栽培
雲ひとつないオホーツクブルーの空の下、オーガニックハーブたちはすくすくと育ちます。
香遊生活では、無農薬・無化学肥料での栽培、さらには動物性堆肥を使用せず、農場の周りの木々からの落ち葉や収穫で刈り取った後のハーブそのものを肥料としてハーブを育てています。植物が持つ本来の生命力を引き出して栽培されたハーブ、と聞くとハーブから直接パワーが伝わってくるような気がします。なんと、お花のハーブはひとつひとつ手摘みだそうです!
世界にひとつだけのオリジナルハーブティー作りに挑戦!
オリジナルハーブティー作りの体験は、初めに香遊生活 取締役企画室長 舟山 はるみ さんから、ハーブの基本的なことから教えていただきます。 phytotherapy(フィトセラピー)というハーブを日常生活の中で活用していく考え方や、 植物の持つ力には、さまざまな素晴らしいものがあり、大昔から世界各地で活用されてきたそうです。
イタリア料理にもよく使われるイタリアンパセリやバジル、タイ料理に欠かせないパクチーやレモングラス、お菓子やお酒のアクセントになるミントから、漢方薬でおなじみのドクダミもハーブの一種です。実は、何気なく食べたりしていた物もハーブだったのです。 なんとイチョウの葉もハーブとして取り入れているそうです。
次に、具体的にどのハーブが何に有効なのかを教えてもらいます。「ストレス解消にはこのハーブが良いとされています」と聞いて、参加したみんなは「あー!これ私に必要だよー!」と、ふだん気になっているところを改善できそうなハーブを見つけていきます。
今の自分に必要なハーブを見つけよう!
ハーブの持つ素晴らしい力を教えてもらった後、「冷え性をなんとかしたい!」「安眠したい・・・」など、今の自分の中で解消したい状態を、普段の生活を思い出しながら、チェックシートを使って確認します。「忙しさに負けて、あまり自分を労っていないかも」と、生活を見つめ直すいい機会にもなります。
チェックシートには、5つのカテゴリーに分けてチェックします。「リラックス・ストレス解消したい」「デトックス・便秘解消したい」「脳を活性化して、集中力を高めたい」「免疫力アップ・強壮・疲労快復したい」「冷え性や花粉症を緩和・代謝アップしたい」の5つです。大人になると、どれも気になる項目ですよね!解消したいカテゴリー内にあるハーブの効果と香りを確認しながら、ハーブティーのメインとなる3種類のハーブを選びます。みんな、とても真剣な表情で選んでます!
たくさんの種類のハーブがあり、ひとつひとつ気になったハーブの香りを確認します。「一番人気のある香りってあるんですか?」と、舟山さんに質問したところ、「人それぞれ嗜好や体調が異なるので、どれが一番ということはないんですよ」と。伺った話によると、みんなが苦いと感じるハーブでも、そのハーブの効果を体が欲している人にはまったく苦く感じないそうです!不思議ですね!
ここからハーブを調合していきます!
ハーブティーのメインとなる3種類のハーブを選び終わった後、今度はハーブティーを淹れた時の香りや色をよくするためのハーブを追加で2種類選びます。ここで選ぶハーブは、先ほど選んだハーブの香りや風味を損なわず、グリーンのハーブにミックスした時の見た目も素敵に仕上げるためのハーブとなります。「ピンクやブルーの花びら、かわいい!」ブルーの花びらは英名「コーンフラワー」という花で、ヤグルマギクという名前でもよく知られています。
ひとつひとつ丁寧に教えていただきながら、木のスプーンでハーブをすくい、計量します。「このハーブはこれくらいでいいですか?」「メインとなるハーブなので、もう少し入れましょう」と、ブレンドの様子をしっかり見ていてくれます。どのハーブをスプーン何杯入れたかメモしながら作業を進めます。「この花びらのハーブ、かわいいですね!」「見た目を華やかに、淹れた時にブルーになってきれいになりますよ」
メインのハーブ3種類に、香りと見た目に彩りを加える2種類のハーブを少しずつ加えていき、今回作るオリジナルハーブティーの重さ10gへ調節していきます。すべてのハーブを入れ終わったら、軽く混ぜ合わせて完成です!今回は、料理にも使う「バジル」や「青シソ」を使う方もいました。グリーンのハーブの中に、ピンクやむらさきの花びらが映えて、とてもかわいいできあがりに大満足です!
できあがったオリジナルハーブティーをテイスティング!
さっそく、ティースプーン1杯ほどのハーブをポットに入れて、お湯を注いでみます。「わぁ〜!きれい〜!」と、思わず声が上がります。淡いブルーのハーブティーの中に、カモミールやコーンフラワーのかわいい花びらが漂い、柔らかくハーブのいい香りもしてきました。
思わず、みんなでたくさん写真を撮ってしまうほどの、感激の瞬間です。「お湯を注ぐ前もかわいいけれど、お湯を淹れた後の変化もかわいい!」
それぞれ微妙に彩りや、お湯の中に漂うハーブが違っていて、どれもすてきな仕上がりです。ハーブティーはお湯を注いだ後、数秒〜数分で色が少しずつ変化してくるそうです。
撮影会が終わった後、カフェ店内の窓辺の席でオリジナルハーブティーをいただきます。「どんな味がするのかな?」わくわくしながら、カップにハーブティーを注いでいくと、さらにハーブのいい香りが漂ってきました!
「えー!スッキリしていて飲みやすい!」「初めてハーブティーを飲んだけれど、想像していた味よりもおいしい!」「心も体も癒されて、とても優雅な気分だよ!」と、自分の作ったハーブティーを大絶賛です。
自分のハーブティーを味わった後、皆さんのハーブティーをそれぞれ試飲させてもらいました。本当にそれぞれの色・風味・香りがあり、どれも大変美味しかったです。青シソを入れたハーブティーもあり、飲んでみると、微かにシソの風味がしますが、まったくほかのハーブの風味を邪魔することなく、とてもいい感じに味がまとまっていておいしいです。生でよく食べるシソと大きく異なるのが、不思議です。
オリジナルハーブティーはこんなにステキなパッケージになります
ひととおり、ハーブティーも味わい、いい気分になったところで、最後に講師の舟山さんから、オリジナルハーブティーをパッケージングしてもらったものをいただきました。「パッケージに入ると自分のハーブティーがさらにすてきに見えるね!」よく見てみると、なんと名前がラベルにプリントされています!「すごいうれしい!!」さらに大喜びでした。「次回はまた違った感じのハーブティーを作りたいね!」と、帰るころにはもう、次のハーブティーの話で持ちきりでした。
取材・撮影協力
農業法人 有限会社 香遊生活
〒099-0877 北海道北見市柏木14-3
TEL / 0157-66-1201 FAX / 0157-66-1202
http://www.koyu-seikatu.co.jp/
Organic Vege café 葉奏(ハノン)
〒099-0877 北海道北見市柏木14-3
TEL / 0157-66-1201 FAX / 0157-66-1202
営業時間:11:00〜17:00 (L.O. 16:30)
定休日:月曜日・火曜日・水曜日、年末年始(12月29日〜1月4日)
※冬季間は金・土・日の週末のみの営業
※平日はご予約にて承ります。
オリジナルハーブティー作りは4日前までにご予約ください予約はこちらまで
農業法人 有限会社 香遊生活
〒099-0877 北海道北見市柏木14-3
TEL / 0157-66-1201 FAX / 0157-66-1202
※体験料は3,000円です。2名様より承ります。
※体験は10:00〜16:00の間で行っています。(所要時間は60分です)
※希望日の4日前までに予約願います。
※取消料:予約日から起算して3日前30%、前日50%、当日100%が発生します。(ただし、当日の予約遅れは含まない)
※当日の状況により内容が変わる場合がございます。
お取り寄せもできます!
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